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義理と人情とオリビエ・ジャック
義理と人情とオリビエ・ジャック_c0041105_22502050.jpg もうケニー・ロバーツ(jr)は名前変えるべきだと思う。とりあえずケニー・”フレディ・スペンサー・ただし86年以降”・ロバーツにしたらどうだろう?
 またまたまたまた序盤”ビューン”と飛ばして、いいかげんするとスローダウン
 最初から完走する気なんかサラサラなくて、「オレ、本気で走れば速いんだけどー、マシンの出来がイマイチだしぃー、手術の経過もまだ完調じゃないしねー」とか言いたいためだけに参戦してるとしか思えない
 いますぐ加賀山にスイッチするべきだ

 もうひとりいたよ。86年以降のスペンサーが
 ジベルノー、お前だ!オレはなぁ、今回はメチャクチャ期待してたんだよ。前回の悔しいリザルトをバネにして、今回はロッシと凄絶な肉弾戦を見せてくれるハズだって…
義理と人情とオリビエ・ジャック_c0041105_22504241.jpg 予選で見せた貫禄と気合いに満ちた走り。それは過去にローソンやドゥーハンがたびたび見せていた”『何か』を突き抜けた速さ”と同じオーラを纏っていた
 「セテがついに”神の領域”に入った」そう感じる瞬間だった

 しかし結果はズルズルズルル…っと、落ちていき、フィニッシュ直後にマシンをコースサイドに止めて「しゃぁないなぁ…マシン(タイヤ?)がコレじゃ」と言わんばかりのアピールだ

 それにくらべてオリビエ・ジャックのなんと清々しい走りか!
 抜群の速さとスピリットを持ちながらも、スポンサーやメーカーとのパイプがないためにGPのシートを失っていたジャック
 義理と人情とオリビエ・ジャック_c0041105_22505237.jpg かつてのタイトルを争ったチームメイトが在籍するカワサキに助っ人としてやってきたジャックには、持ち前の闘争心に加えて彼らしい”義理”みたいなものも抱えた”意地”のレースだったに違いない

 ちょっと長いけど、レース後のジャックのインタビュー訳を紹介しておこう
 「走る前、自分は”スープの中に浮いている髪の毛みたいなもの”だと思っていたけど、終わってみれば”水を得た魚”だったね。中国のトラックなのに、まるで地元で走っているような不思議な感覚だった。3年間、motogpで走って一度も表彰台に上がれなかったのに、2年ぶりに”飛び入り”して2位だなんてね…ほんとうに、何が起きるかなんてわからないもんだよ…」


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by taros_magazine | 2005-05-02 23:35 | motorcycle diary


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