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My Life (MotoGP 2011 Round-18 VALENCIA)
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 最終戦独特の波乱の予感も、サーキットに詰め掛けたスパニッシュの情熱も感じることはなかった

 そこにあったのは、失ったもののあまりの大きさに戸惑うことしかできないライダー達と、これから始まるであろう最高峰のイベントに対して、どうやって気持ちを高めていけばいいのかわからないファン達の姿だった

c0041105_15515029.jpg しかも、あろうことかレースはその去就すら取り沙汰されたバレンティーノ・ロッシや、スズキワークス最後のレースとなった地元のアルバロ・バウティスタら4人がスタート直後にクラッシュするという凄惨な幕開けになってしまった

 しかしコースに残った12人が見せたファイトは素晴らしいものだった
 
 何も無理をする必要のないケーシー・ストーナーが、悪条件の中王者のプライドを賭けてベン・スピーズを追い上げ、最後の最後に大逆転するというドラマチックなフィナーレ・・・

 それはまるで、マルコ・シモンチェリというスターを失ったグランプリを、残されたライダー達が一丸となって盛り上げていこうという強い意思を感じさせるようなレースだった

 ”グランプリはこれからも走り続ける”
 
c0041105_2375917.jpg 今まで疑いもしなかった、そんな当たり前のこと…

 それすらも揺らいでいた自分の心に、バレンシアでのフィナーレは少しだけ希望を取り戻させてくれた

 だから今、シモンチェリと同じようにレース中のアクシデントで命を落としてしまった一人のレーサーの言葉で、悲しいシーズンに別れを告げると同時に、来るべきシーズンが素晴らしいものであることを祈りたい

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” 様々な思いが頭をよぎった

 でもやめることなどできない

 たとえ あんな不幸を見てしまった後でも…

 何とか気持ちを整理して

 現場を離れ マシンに乗り込み再び走り出した

 そして さらにいい走りを目指した

c0041105_238546.jpg そうすることでしか

 あの衝撃を振り払うことができないからだ

 恐怖と一緒に捨てるわけにはいかない

 僕の目標 僕の目的、情熱 そして夢を…

 これが僕の人生だ "

 
  Ayrton Senna da Silva ( 1960 - 1994 )

※1990年、スペインGPでのマーチン・ドネリーの大クラッシュの後で
   (映画『アイルトン・セナ 音速の彼方へ』より)

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 彼らの人生が、喜びにつつまれたものでありますように…

 そして、グランプリが心から楽しめるものでありますように…


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by taros_magazine | 2012-01-13 15:55 | motorcycle diary