<   2005年 07月 ( 8 )   > この月の画像一覧
せっかくの休み
 
 世間では、学生や気の利いた企業なんかは”夏休み”だそうだ
 ということで、「こんなモン見て何がうれしいんだよ…」というような”寝覚ノ床”や、「いまどきこんなドライブインに誰が来るんだよ…」というような元○(さすがに自主規制 w)なんかの駐車場にも車がギッシリ止まってる

 「”せっかく”出掛けたんだから、アレも見なきゃ、ココにも行かなきゃ…」と忙しく動き回り、”せっかく”の休みに身体を痛めつける…そんな人たちを横目で見ながら『もう、コレだから日本人はイヤなんだよね~』なんてツブやき、19号線を走り続ける
 
 何故かといえば、「せっかくの平日休み!深夜1時起床で木曽遠征」だからである

c0041105_0132694.jpg やってきたのは西野川。先月、雨の中で完膚無きまでに玉砕したキャッチ&リリース区間である
 思えば、最近は地元の小さな里川で蜘蛛の巣と格闘ばかりしている。フォルスキャストしては枝を釣り、藪こぎしては引っ掛かったランディングネットがキーバックの反動で後頭部をヒットする…
 そんな釣りをしている間に、あの西野川での1日が、なんかゆったりしてとても心地良かったモノに脳内変換されていた

 ところが、はるばるやってきた西野川は護岸工事の真っ最中。メインの釣り場には重機が入り、前後500メートルほどが『立ち入り禁止』とこいてやがる
 しょうがないので上流に入る。反応の無いドライをあきらめ、ルースニングでやっとこさ釣れたのは15センチほどのアマゴ…
 「西野で15センチ!こりゃある意味スゴいな!」と妙な感動を覚える

c0041105_0142882.jpg 「はるばるここまでやってきてこの釣果では帰れない」 迷わず20キロほど離れた別の支流を目指すが、苔むした渓石の美しいココも増水でほとんど釣りにならない…
 
 さすがに疲れてきた。持病の腰痛も悪化してきた
 「でも…せっかくココまで来たんだし…」 もう一度、西野川方面へ戻り、先月チラッと見て気になっていた川へ入った

 田畑の間を流れる石垣とコンクリの護岸の小さな川…そこは、いつも自分が釣りに行くような典型的な里川だった
 短いロッドに持ち替え、いつものフライを結び、いつものようなポイントを叩いて上がっていく
 これまでとうって変わって、いたるところからアマゴが飛び出した…が、見事なまでに合わない。たまに掛かってもバラされる。寄せても足下で逃げられる

 でも、小気味よいリズムでキャストを繰り返しているうちに、いつしか時間も腰痛も忘れていた
 遊魚券代はもちろん、時間的にも、距離的にも、”元を取らなきゃ…”なんていうケチな気持ちで入った川…
 
 ”せっかく”の平日休みの1日。思わぬ楽しみを与えてくれたのは、いつもと同じような里川だった
c0041105_01451100.jpg


*today's tackle
rod:rightstaff 8'10 #2 , 7'10 #3 (Caps)
reel:SK-1 (Caps) , CT 3/4 (Redhington)

   taro's magazine main site …
[PR]
by taros_magazine | 2005-07-30 00:22 | fly fishing diary
Pride one ( motoGP 2005' British GP )
 
 世界GPも、スペインのプロモーター“DORNA”が仕切るようになってからは、4輪のF-1なんかと開催時間が重ならないようにスケジュール調整をしているようだ
 「ヨーロッパでは、モータースポーツはサッカーと並ぶほどの人気」という“事情通”の言葉を鵜呑みにするにしても、その中でさらに2輪、4輪、そしてその中の諸々のカテゴリーがいっぺんにテレビ放送されちゃさすがに商売あがったりだろう
 とかく商業主義に突き進んでいると批判されがちなDORNAも、それなりにモータースポーツ振興のために努力しているということなんだと思う

c0041105_2020398.jpg ところが、先週末はホッケンハイムのF-1とmotoGPが見事にバッティングした
 去年も1回だけ同じような状況があったが、それは確かF-1サイドが急遽カレンダー変更したとかの理由だったと記憶しているが…何故?
 
 そんなことはさておき、ここ日本ではともにスカパーで放送しているものの、F-1はライブ、motoGPは録画で深夜。おまけに夕方まではスーパーGT選手権と、“モタスポ三昧”のはずだったのだが…
 
 自分はツール・ド・フランスの最終ステージに熱中していた

 歴史に残る7連覇の快挙を手みやげに引退するランス・アームストロングの最後の走りを、トシのせいかめっきり緩くなった涙腺と格闘しながら見ていた
 
 大陸中がバカンスに入った週末。華やかなシャンゼリゼで繰り広げられる世界最大の自転車レースのフィナーレには、motoGPもF-1もさすがに白旗。もうどのみち注目度は低いだろうということで、ヤケクソでダブルブッキングしちゃったのでは…と勝手に想像してみた

c0041105_20194572.jpg でも、そのmotoGPでも“偉大なアメリカ人”が感動的な走りを見せてくれた
 もう3年近く表彰台から遠ざかっていた”忘れられたチャンピオン”ケニー・ロバーツは、エクストリーム・ウェットの路面で、3位を失うかもしれないリスクを犯してまでひとつ上の順位を狙っていった…
 このレースで彼は、チャンピオンとそうでないライダーとの違いを、バロスに、ホプキンスに、エドワーズに、そしてロッシに見せようとしたんじゃないだろうか?
 
 かつてエディ・ローソンが言った「レースには勝つべきレースとそうでないレースがある」という言葉…
 「無理に勝ちにいかなくても、着実にポイントを稼いだほうが…」などと曲解されることが多いけど、そんな意味じゃなく、「時には、絶対に譲れないレースがある」という意味だということは、エディのキレたときの走りが証明している
 
 ケニーはそんな“王者の哲学”を、リスキーなドニントンで実践してみせた
 ラグナ・セカでは拒んだ星条旗ランを笑顔でやってみせたケニー…。ロッシ包囲網は、RC211軍団から、ニッキー、コーリン、そしてケニーのアメリカンたちへと、確実に移行している
 
 そして、その包囲網は、ロッシがこれまでに体験したことがないほど強力だ
c0041105_2019784.jpg


   taro's magazine main site …
[PR]
by taros_magazine | 2005-07-25 20:36 | motorcycle diary
普通の釣り
 
 また同じ支流に出掛けた
 5月以来、寒狭川へ行くたびに真っ先に入る小さな滝のある淵、そしてその流れへ…
c0041105_23332164.jpg

 いつものように、ワンパターンのパラダンを結び、夜明けのプールでひとしきりライズを狙う
 しかし、今日はアマゴは顔を見せてはくれず、かわりに小さなアブラハヤが何度もフライを飲み込んでくれる

 ま、こんなこともよくあるコト。そんなときは話題の”プードル”を試したり、ルースニングの練習をしたりして、今後のために引き出しを増やす場だと割り切ることにしている
 今日のテーマは”ドロッパー”。何年か前に100円ショップで5個100円で買ったウェットパターンのフライにも日の目を当ててやらなきゃね…

c0041105_23465864.jpg でも結局、釣れたのはいつものパラダン。ま、こんなもんでしょう 
 
 時間もあるので、またいつものようにちょっと下流に入ってみる
 
 毎度のクモの巣に閉口しながらも、ときおり小さなアマゴが顔を見せてくれる
 デジカメの準備をしている間にネットから逃げられるのも、もう何度目だろう…

 ふと気が付くと、さっきまで帽子のつばに掛けておいた偏光グラスがなくなっていた
 「あちゃー…またか!」 水温計、フォーセップ、ライト、バンダナ…今までもいくつもの用品を”放流”してしまった。ま、せめて環境に影響が出ないことを願ってあきらめよう
 c0041105_23583694.jpg 
 そして訪れる『ちょっとしたサプライズ』
 
 この日は護岸の際から、この支流ではめずらしい25センチほどのイワナが飛び出した
 望外の鈍く、重い引きを堪能しながら、最後は強引にネットに誘導…脈打つ鼓動、かすかに震える手、自然とこぼれる笑顔…

 「もう満足!」…と思いながらも、それよりちょっと上流まで釣り上がり、反応のなさに少し落胆。とたんに岸へ上がる足取りが重くなる

 ウェーダーを脱ぎ、ロッドを仕舞い、すっかり帰り支度を終えたのに、もう一回川の様子を上から見てみる 「ライズしてないかな…」

 家に帰り、今日の釣りを振り返る 「普通…かな」

 こんなコトの繰り返しが、もう10年もやめられない


*today's tackle
rod:george selvin 8'02 #2 (marryat) , AIRLITE glass (AXISCO)
reel:CMR 3/4 (marryat) , DX flyweight (HARDY)

"taro's magazine" main site…
[PR]
by taros_magazine | 2005-07-23 23:45 | fly fishing diary
ビバ!アメリカン!
 
 いや、別に先週のmotoGPのアメリカGPについて振り返ろう…ってわけじゃなくて、文字通りの”アメリカン”、つまりとんでもなく長いフロントフォークや意味わかんないくらい遠くにあるハンドルの付いたアレなバイクの話である
c0041105_16331721.jpg
 「こんなバイクのドコがいいんだよ…」と思いながら見ていた、スカパーの『ディスカバリー・チャンネル』っていうトコでやってる”アメリカン・チョッパー”という番組に、今じゃウラでF-1やってても見てしまうくらいハマってしまった

c0041105_16332972.jpg 話は極単純。ニューヨーク州のバイクカスタムショップである”オレンジ・カウンティ・チョッパーズ”には、毎回一風変わったカスタムのオーダーが舞い込む
 その度に、ショップオーナーのカミナリオヤジ(Paul.sr)とその息子(jr)が、カスタムの方針や作業の仕方で激しくやりあう。そうこうしている間にも納期が迫り、外注した部品は届かない…「おいおい大丈夫かよ…」などと思わせておいて、最後には最高のバイクを作りあげる…というものなのだが…

 コレが最高にバカバカしくてイイ。ホイールとフレームのクリアランスが無いとわかるや、バールでひん曲げる。入魂のデザインのハンドルはちょっと切っただけでタンクに当たる。しょうがないからハンドルに3カ所くらい角度を付けちゃう。マフラーは長さが足りず、フェンダーはタイヤに当たる
 とにかく「あはは。そんなコトくらいやる前にわかるだろ。あーはは」の連発なのだが、ヤツらは「よくあるコト」とまったく意に介さない。さすがはアメリカンである

c0041105_16334029.jpg しかし、そんな””キャラクター・ショー”の中に、ホロリとさせるエピソードがときどき織り込まれる
 まだ10代のショップ店員に1台のバイクのカスタムを任せ、できあがったバイクを「よくやったな…。コレはオマエへの褒美だ」といってプレゼントしたり、障害者団体の作業所をチョッパーで訪問し、障害を持った人たちとごく自然に会話を弾ませ「いつかオレの店で一緒に働こうナ!」と言って激励したり…そんなクサいセリフを、最高にカッコ良くキメるのである

 正直、チョッパーとか乗ってるヤツとは友達になれないナ、と思っている自分でも、このチョッパーバカ一代…いや二代の作り出すバイク(ホイールに草刈り機みたいなブレードが付いてて、それがブンブン回ったり、キャブがトーチの形をしててランプが点灯したり、なぜか溶接機を牽引してたり…)は、まったくクソみたいに最高(Holly shit!)だと思う
 
 そして、そのバイクを見て、老若男女が何のためらいもなく「Whoooooooooo!!」と叫ぶことができる思考回路をもったアメリカ人の気持ちも、ちょっとだけかいま見ることができるのである
c0041105_16513673.jpg



 *taro's magazine main site…
[PR]
by taros_magazine | 2005-07-18 16:59 | motorcycle diary
ただし書きの勝利 ( motoGP 2005' USGP )
 
 ついに”アメリカの最後の才能”(勝手に呼んでるんだけど…)ニッキー・ヘイデンが勝った
 
c0041105_23351672.jpg
 順位争いという部分では、上位はわりと等間隔でラップを刻む一見淡々としたレース展開だったけど、ジェットコースターのようなコース特性と地元のライダーが上位を走るという展開にわき上がる観衆が、レースに絶妙な味付けをしてくれたので、最後まで眠くならずに(朝5時起きだよ)楽しむことができた

 ただ、その”味付け”が今回の勝利を割り引いてしまっていないだろうか?

c0041105_23353878.jpg 予選からテレビ放送でも盛んに言われていた「地元の利」や「知り尽くしたコース」というフレーズ…まるで「コークスクリューの走り方を知っているからニッキーやコーリンはロッシに勝てた」と言っているように聞こえてしまった

 かつてウェイン・レイニーが果敢な走りで勝ち取ったGP初優勝が、「カーボンディスクブレーキのおかげ」と長い間言われ続けたように、今回のニッキーの気迫に満ちたライディングが”ただし書き”付きで語られてしまうのでは、と心配してしまう
 
 もう一人、”ただし書き”に苦しめられているアメリカンがいた

 ケンタッキー出身のニッキーや、テキサス出身のコーリンと違い、このラグナ・セカのすぐ近くで産まれ育ったケニー・ロバーツ…

 あまりにも偉大な父親のチームを離れ、スズキに7年ぶりの栄冠をもたらしたのは5年前
 しかし、それは「ドゥーハン王朝とロッシ時代の谷間の”タナボタ”タイトル」という論評にさらされ続けた”ただし書きの栄冠”だ

 そのただし書きを払拭すべく、もがき続けた彼だったが、スペシャルカラーのヘルメットで望んだ、この文字通りのホームタウンGPでも、チームの”No,2ライダー”の若いアメリカンに1分近く遅れてチェッカーを受けた

 フィニッシュの後にコースに入ってきた観客…おそらく友人たちだろう…が用意した星条旗をオフィシャルに返し、そのまま手ぶらでピットに戻っていったケニー
 
 この日彼のために用意されていた星条旗…ニッキーの持っていたものよりもはるかに大きなそれは、今の彼には重荷でしかなかったのかもしれない
c0041105_233633100.jpg



taro's magazine main site
 
 
[PR]
by taros_magazine | 2005-07-11 23:42 | motorcycle diary
引き際
 
 あるプロ野球球団の元オーナーの言動を見て”老害”という言葉を実感した
 ま、巨人のワタナベ会長のことなのは言うまでもないのだが、人間『引き際』を誤るとロクなことがないな、ということを思い知らせてくれる
 
c0041105_1162569.jpg
 「あと1匹釣れたらやめよう…」、「あそこの堰堤まで行ったらあがろう…」
 
 釣れていても、釣れてなくても、集中力が途切れはじめる頃になると納竿のキッカケを探し始める
 しかし、その決意は多くの場合履行されることはなく、1匹釣れたら「よし、もう1匹!」、堰堤まで来たら「なんだ、向こう側もイイ渓相ジャン!」ってことになる
 結局、己の釣欲が100%満たされるか、体力・気力の限界が訪れるまでロッドを振り続けてしまうのが修行の足りない釣り師の哀しい性なのである

c0041105_117667.jpg 昨日、エサ釣りの友人と2人で寒狭川の支流へ向かった
 二人とも昼前後から所用があったため、早朝現地着の1本勝負の釣りだ

 まずは最近通っている淵~プールの間を探る。しかしなかなか思うような釣果が出ない
 
 迫るタイムリミット、ヒートアップする釣欲…
 2人で魚を分け合っていてもラチがあかないので、自分は下流に入ることにした

 入渓点から堰堤まで釣り上がれば、ちょうど良い時間になるはず…
 予想どおりの時間に堰堤に着き、友人と釣果を確認する
 自分は15センチほどのイワナほか数匹…、友人もほぼ同様…

 どちらからともなく、顔を見合わせて切り出す「上流行ってみる?」
c0041105_11113963.jpg
 ”泣きの延長ラウンド”も、尺アマゴがいるはずの流れで友人が10センチにも満たないイワナを掛けただけだった

 ほとんど無言で林道を二人で下る
 満たされない釣欲、それに反比例してのしかかる疲労感…いつもなら迷わず別のポイントへ向かうシチュエーションでありながら、納竿しなければならないというストレス…

 サッサと帰り支度を済ませ、川沿いの道を走っていると大粒の雨がフロントガラスを叩きはじめた
 何人もの釣り人が、岸へ上がり大急ぎで着替えていた

 天が与えた納竿のキッカケを受け入れた彼らの釣果が、ちょっとだけ気になった
  

*today's tackle
rod:EUFULEX XFP7'09 #2 (TIEMCO)
reel:CFO-1 (ORVIS)

"taro's magazine" main site… 
[PR]
by taros_magazine | 2005-07-10 11:38 | fly fishing diary
麻薬
 
 まぁ自分なんかの場合は「釣れりゃなんでもウレシイ」ような人間なんで、釣れた魚がランディングネットのスキ間から逃げられるようなサイズだろうが、尾びれがアンコウのように丸かろうが、それほど落胆なんてしない 
 
 もちろん、ヒレピンの尺なんかがつれちゃった日には感動のあまり思わず熱いモノが股間を…もとい、頬を伝うようなことになるかもしれないけど、幸か不幸か(いや、どう考えても不幸…)今までのところそのような経験はない
 そもそも自分のような未熟モノFFマンが数やサイズを望むなんてもってのほか。『釣れるか、釣れないか』が大きな問題なのである
c0041105_21401592.jpg
 さて、地元の寒狭川や根羽川はこの入梅時期になると大量の稚魚アマゴが川に放たれる
 
 なので、この時期は自分のような輩でも“数釣り”を満喫(?)できる数少ない時期であり、極細のロッドを手に、自然と足は流れの緩やかなトロ場へ向う…のが恒例だったのだが、昨日仕事を早めに切り上げて向かった先は、百戦錬磨の大アマゴがいる(ハズの…)淵だった

 結論から言ってしまうと、この日もあの尺アマゴは顔を見せてはくれなかった。そのかわり、ついでに竿を出した下流の小さなプールで、27センチのアマゴがロッドをバットから曲げてくれるというウレシイ誤算があり、気持ちよく家路についた

 『限られた時間の中で、あえて釣れる確立の低い場所へ向かってしまったのは何故なんだろう…』
 帰り道、稚魚アマゴが群れていると思われるトロ場を車窓越しに眺めながら考えた
 『雨の後だから、イブニングだから…』いや、そんな理屈では説明できない“衝動”のようなものに突き動かされていたような気がする
c0041105_21404267.jpg 
 考えてみると、今シーズンはいわゆる“グッドサイズ”(あくまで自分にとっての、だけど)を手にする機会がいつになく多いような気がする 
 そして、そのサイズの魚がロッドを通して手のひらに伝える“ファイト”は、時として何日も感覚が残っていることがある
 
 ブルブルと、自分の意志とは無関係なところで、筋組織に訴えるような感覚が…
 
 先日、西野川を案内してくれたエキスパートの方の言葉を思い出した
 「まるで“麻薬”ですよ」
 その日の西野川でも何匹もの尺アマゴをキャッチした氏でも、“サーモン”のひき、走り、そして釣り味の格別さをこう表現した

 これまで小さなトラウトと楽しく遊んできた自分も、ついに“ジャンキー”への第一歩を踏み出したのか…
 目に見えない手のひらの“震え”は、それを証明しているのだろうか…


*today's tackle
rod:FREESTONE XT8'03 #2 (SHIMANO)
reel:TR-L (abel)

"taro's magazine" main site…
[PR]
by taros_magazine | 2005-07-08 21:45 | fly fishing diary
四次元釣法
c0041105_20214440.jpg
 「なぜ、人はサッカーに熱中するのか?」
 以前読んだ雑誌にこんな投げかけがあり、その回答の一つとしておもしろい話が載っていた
「サッカーボール…それは球形。すなはち、地球と同じ形のものを弄ぶことに、本能的に痛快さを感じるのである」
 ま、「バスケットやバレーボールだって丸いだろ!」というツッコミはあろうが、コレが結構当たってる気がして妙に覚えている
 
 さて、なぜ私たち(なぜか複数形だ)はフライフィッシングに熱中するのか?
 昨日、下伊那の釣行に同行したテンカラ師の方から興味深い話しを聞いた

 「テンカラは水面~水中で毛鈎を動かして、岩の右や左へコントロールしたり”3次元”的なコントロールができるんですよ」

c0041105_20323822.jpg そう言われてみれば、自分がやっている(というかコレしかできない)ドライの釣りでは、水面での左右や前後は意識するけど、垂直方向での動きを用いることはしていない
 エキスパートの人ならまた違ったコントロールもするんだろうけど、自分のは完全に”2次元”、それも狭い世界の釣りだ

 『3次元に生きていながら、2次元の世界で楽しむ』 これがフライフィッシングに熱中する理由なのだろうか? 

 そんなコトを考えつつ、川から上がると古いお宮さんがあり、そこには里の人たちがお金を出し合って建立した舞台が立っていた
 おそらく、古くからここでは能楽や舞踊、それに田舎歌舞伎なんかが演じられてきたんだろうと思う

 そんな舞台に腰掛けながら、すぐそばを流れる渓を見てみる 
 澄んだ流れの上には木造の橋がかかり、そのたもとの桜の木が水面に作り出す陰の中で、ちいさなアマゴがライズした

 フライフィッシングは間違いなく3次元の釣り…いや、そこに”歴史”という時間の流れを掛けあわせた4次元の世界で繰り広げられるものだと実感した 
 そんな普段は感じることのできない世界に浸ることができるから、私たちはフライフィッシングに熱中するのかもしれない

c0041105_20471520.jpg


*today's tackle
rod:EUFLEX XF8'02 #2 (TIEMCO)
reel:Fates TM-1 (TENRYU)

"taro's magazine" main site…
[PR]
by taros_magazine | 2005-07-03 20:51 | fly fishing diary