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Home and Away
 
 最近はいつも”お馴染み”のポイントでばかり釣りをしていた
 どこの瀬のどの石の後ろにどんなアマゴが着いているかさえ解ってしまいそうなほど、同じ川の同じポイントに通っていた

 やがて先行者の存在に必要以上に神経質になっていた
 もともと平日に休みを取るような仕事を長く続けていたため、川で人に会うことすらないような釣りをしてきた。自分が寝坊したのを棚に上げ、「なんでこんなところで釣りをしてやがんだ!」などというワガママな”怒り”を感じることさえあった

 そこで、久しぶりの平日休みを利用して、初めての川を訪れてみた
 のどかな風景の続く国道沿いの開けた里川…渓流釣りをする人なら、とりあえず竿を出しそうな”釣り荒れた”場所をあえて選んでみた

c0041105_19181731.jpg  「いるのか…いないのか…」そんな期待と不安を胸にキャストを繰り返す 
 すると、足下から小さなアマゴが逃げていくのが見えた。ただそれだけのことで胸が高鳴った

 護岸と堰堤に囲まれたプール。息を止め慎重にウェーディングし、草の陰からそっとキャスト…水面から飛び出したのは、美しい艶とバランスのとれた体躯のアマゴだった

 いつもの川で目にするものより、特段大きいというものではない。たくさん釣れるというほどの川でもない。でも、こんな気持ちになったのはいったい何年ぶりなんだろう…
 
 いつもと違う景色、いつもと違う感覚
 
 ただひとつ変わらないのは、自分のナントカの一つ覚えの毛針だけだった

*today's tackle
rod:EUFLEX XF 8'03 #3 , George Selvin 8'00 #2 (MARRYAT)
reel:CMR3/4 BLACK , CMR3/4 BROWN (MARRYAT)


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by taros_magazine | 2005-04-27 19:48 | fly fishing diary
RAIN MASTER
c0041105_2011596.jpg 「雨に強いライダーと、そうでないライダーの違いって何なんだろう?」…霧雨がしだいにコースコンディションを悪化させていったポルトガルGPを見て考えた
 「そりゃ滑りに強いライダーだよ」アメリカンやオージーがGPを席巻していた80年代後半から90年代前半なら、それも説得力のある意見だろう
 「丁寧なライディングをするヤツが速いんじゃないの?やっぱり…」
 雨のレースではフレディ・スペンサーよりも速かったクリスチアン・サロンを見てそう思ったこともある

 じゃ、この日のウィナー、バロスはどうなんだろう?
 もちろん人並みにスライドはするし、コントロールも巧い。でも、ニッキーやロッシほどじゃないだろう
c0041105_202547.jpg あの狂気じみたブレーキングを見てると、そのライディングも”丁寧”とはほど遠いものだ
 でも、バロスはこの日も、そしてあの8耐でも、スリックタイヤのまま驚くほどの速さで濡れた路面を駆け抜けることのできる”レインマスター”だった 
 そんなことを考えていたら、テレビ放送でゲスト解説をしていた原田哲也が明解な解答を出してくれた
 「路面状況を把握する能力が高いから速いんですよ」
 アタリマエと言えばそれまでだけど、この日のトップ3の走りはそれを完璧に証明していた
 ペースを上げようとしたロッシは何度もクラッシュしそうになり、そのたびに長い足でマシンを立て直した。それを見ていたビアッジも、アタックする余裕のない限界の走りだ
 バロスも何度もマシンを横向きに走らせるけど、後続との差を開くことも縮めることもない 
 まさに3人はこの日の路面状況を完全に読み切ってフィニッシュまで壮絶な神経戦を繰り広げていたのだ…

c0041105_2013146.jpg  そんな中、足をすくわれたジベルノー…彼の路面感覚を狂わせたのは、技術ではなくロッシへの過剰な対抗意識だったのは間違いない
 
 でも、こういうリタイヤの後のレースを自分は結構楽しみにしている
 アッセンでトップ独走中にクラッシュしたミック・ドゥーハンやケビン・シュワンツは、それにより王者への哲学を確立した
 アンダーストープで飛んだレイニーは、その後のレースでは鉄のような意志を持った走りを見せるようになった

 この日ジベルノーが叩きつけられらグラベルは、いつの日にか彼にとっての大きなステッピング・ストーンとして語られるかもしれない 


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by taros_magazine | 2005-04-18 21:58 | motorcycle diary
昔話
c0041105_113585.jpg 自分が渓流釣り(フライフィッシング)を始めたのは10年ほど前のことだ
 始めたばかりの頃、一緒に釣行したベテランの友人は「ここも昔はよく釣れんだけどねー」などとよく言ってた
 田舎のジィさんなんかと話をしてても、「そりゃ昔は1時間で30匹も釣れたぞ」とか「40センチのマスがゴロゴロしとった」なーんて耳にタコができるほど聞かされる

 いずれにしても、それは”昔”のことで、自分にとっては”お伽噺”に近い非現実的な話題だった
 現実の渓流は、早朝から車を走らせ、人をかき分け、放流されたサカナを探し、数匹のトラウトで満足、尺がでればそりゃもうドキドキ…というものだ 

 今日、帰り際に久しぶりに寄った当貝津の源流域。自分がフライを始めて間もない頃、25センチほどのイワナがあらゆるポイントから出た谷だ
 その後も期待を裏切らない程度に釣れたけど、だんだんサイズも数も減ってきていたので、ここ数年はあえて”封印”していたが、どうしてもイワナの顔が見たくて入渓した

 良型のイワナどころか、カワムツさえも見えなかった
 谷を覆っていた樹木は、付近の道路建設のため多くが伐採され、かつて苔に覆われていた渓石は白く乾いていた

 「昔はこんなんじゃなかったのに…」

 あの日、この谷で体験した釣りもまた”お伽噺”になってしまうのだろうか?  


*today's tackle
rod:EUFLEX XFP 7'09 #2 , EUFLEX XF 8'02 #2 (TIEMCO)
reel:CFO1 (ORVIS) , Fates 1 (TENRYU)


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by taros_magazine | 2005-04-17 01:15 | fly fishing diary
N川
 
 最近はたくさんの釣り師が、たくさんの釣行記をインターネットで公開してる
 奥三河の名もないよう川でも、その名前と「アマゴ」とかのキーワードで検索すれば、驚くほどのサイトがヒットする

 こうして最近は初めて行く川でも、それなりの情報を事前に知っておくことが可能になった
 しかし、これは自らの愛すべきフィールドに、新参者の参入を易々と許すことに直結する

 かくいう自分も、以前は車に釣り関係のステッカーは貼らないようにしてた
 それは、入(出)渓点が近くにあることをアピールしてるようなものだし、もっと言えば「ここ、釣りできますよ」というカンバンを出してるのと同じだと思ったからだった
 
 それでも、インターネットで見る釣りサイトの釣行記で、ズラリと並んだ”某川”の文字や、”A川水系B谷”とかの文字を見ると、ものすごい違和感を感じた
 「水産資源の保護のため」とか「心ない釣り師から守るため」とか、美辞麗句を並べてはいるものの、その本人はせっせと釣ってるワケで、つまるところは「オレ以外、誰も来るな」という意思表示にしか見えない
 
 で、自分がWEBサイトを公開し、釣行記を載せるようになってからは基本的に河川名は出すことにしている。(*「天然ものオンリー」の川と「絶対言うな」という条件で人から教えてもらった川はチョットぼかして表現してます)
 ま、自分のサイトのせいで渓流魚が滅びるようなら、その川は遅かれ早かれそうなる川だということなんだろう、と思って…

 ところが、今日出かけた根羽川で想像を絶する現実を目の当たりにした

 解禁日の寒狭川より多いんじゃないかと思うほどの釣り人たち…それも、ほとんどすべてが60代前後のシニアたちだ 
 実は、この日の地元スポーツ紙にこの川が大々的に特集されており、ものすごく景気のいい記事が掲載されていたのだ (自分がそのことを知ったのはここへ向かう途中の喫茶店だった)

 あれだけの釣り人(それもビクを持った人ばかり)が押し寄せれば、根羽川なんていう小さなエリアはひとたまりもないだろう
 
  でも、漁協はまた放流し、新聞はまた別の川を取り上げる。釣り師はあふれる情報に”釣られ”ながらも、結局はお気に入りの川へ帰っていくc0041105_0325329.jpg

 それもまた”自然”なのかな、と思う


*today's tackle
rod:Rightstuff 8'10 #2 (Caps)
    PAYTO 8'02 #2 (Peters Road)
reel:AMPEX SK-1S (Caps)
    halcyon babytrout (KIRAKU)


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by taros_magazine | 2005-04-14 00:37 | fly fishing diary
motogp 開幕!
c0041105_1653257.jpg ビデオ見る前に、ついつい新聞で「ロッシ優勝」の記事を読んでしまった。おまけに「ジベルノーとの熱戦を制し」なんて内容まで知ってたんで、ラストラップの残り半周までは「どこが熱戦なんだよ…ロッシがジベの様子を見てるからテールtoノーズになってるだけじゃん…」なんて思ってたら…

 すごいよ!久しぶりに興奮したよ!いやー、G+契約してよかったよ!
 でも、巨人がらみのワケのわからない情報番組をやってないで、せめて11時くらいからGP中継したらどうなんだよ!日曜日の深夜1時30分からってのは「ま、録画しといてねー」ってコトかよ!!

 なんて、ついアツくなってしまったが、ロッシ対ジベルノーのバトル…というよりケンカはすごかった
 ただでさえ、険悪な関係が未だ修復できてない2人。10年くらい前にも250でルカ・カダローラとヘルムート・ブラドルが相当ヤバい関係になった。ほかにもスペンサーとケニー、原田とカピロッシ、ドゥーハンとクリビーレ…これまでもいろいろな確執はあったけど、パルクフェルメでメンチ切りあったのは初めて見た。さぞメランドリは居心地悪かったにちがいないc0041105_16533897.jpg

 きっと今頃はマドリッドでイタリア大使館に投石が始まっていて、バルセロナあたりじゃイタ飯屋のガラスが割られてるコトだろう。警官隊もイタリア人を守ってくれないぞ、きっと(笑)
 
 とにかく、最終コーナーまでにも何度も当たってたし、右手(アクセル&ブレーキ担当)を相手に当てる覚悟で突っ込む、というのは相当の度胸がいるハズ。きっとロッシは「セテだってブレーキミスでマシン半分くらいのラインは開けるんじゃないかな」と思ってたんじゃないだろうか?
(ずいぶん昔にポール・リカールのホームストレートエンドで原田とロッシがやったように)
 
 でも、セテは予想外にキッチリと締めてきた。完璧なブロックラインにもかかわらず、見事にマシンの向きを変えてみせた
 ロッシは足を出し、最大限の回避努力をしてみたけど、接触は避けられなかった 
 でも、見方を変えれば、両者とも技術の限りを尽くしたバトルだったと思う  c0041105_16534998.jpg   
 
 ただ、残念だったのは、レース後のセテが「肩が痛い」と盛んにアピールしてたこと
 接触が原因と言ってるのかどうか、現時点ではわからないけど、少なくともテレビでレースを見ていたファンにはそう映っただろう。おかげで表彰式でイタリア国歌が流れてる間も「セテ・コール」だ(リプレイで見る限り接触では、レバーが脇腹にヒットしてるけど、肩はどうなんだろう?)
 
 カダローラとブラドルのときは、ホッケンハイムに現れたカダローラにドイツのファンが一斉に「GO HOME!」を連呼した
 そのときは2人がプレス向けに握手をして和解をアピールしてたけど、今回はそんなお膳立てはできそうもない

 ”熱しやすく、冷めやすい”ラテンの2人だけど、これは相当に長引きそうだ


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by taros_magazine | 2005-04-11 17:23 | motorcycle diary