カテゴリ:toyohashi diary( 16 )
「テロ」
 
 東京へ行ってきた
 道中、山手線に乗ったんだけど、いつまでたっても発車しない。しばらくしてから車内アナウンスが…
 「ただいま信号トラブルにより運転を見合わせています…」このアナウンスを聞いて、10年近く前の出来事を思い出した

 1995年3月21日。僕は友人と二人で18キップで普通電車を乗り継ぎ、東京へやってきた。前日の深夜に豊橋を出て、朝方に東京都内に入ったんだけど、この日の通勤ラッシュの山手線は、僕が名古屋の大学に通っていたときに体験した混雑とは明らかに違っていた
 乗客の誰もが堅く口を閉ざしている。しゃべっているのは僕たち2人だけ。ついでに網棚に荷物を置いてるのも僕たちだけ。ほかの乗客はみんな異様に緊張した表情を浮かべてどこか一点を凝視している
 そのとき、駅でもないところで電車が止まった。「ただいま前方の駅構内で不審物が発見されましたので、検査しています。しばらくお待ちください…」にわかにざわめく車内。こんなことが10分おきぐらいに繰り返された
 地下鉄サリン事件の翌日だった
 
その6年後の秋、僕はニューヨークへ旅行に行く予定だった。仕事の帰りに旅行代理店へ行き、パンフレットをもらって家に帰ると、テレビを見てた妻が「大変!大変!」と言って走ってきた
 画面ではニューヨークの巨大ビルに信じられない大きさの穴が開いていて、真っ黒な煙を吹き出していた
 「飛行機が突っ込んだらしいよ!」この同時多発テロにより、旅行は当然キャンセルになった
 やがて世界はもちろん、日本も「テロに屈しない」というスローガンのもと、イラクにまで自衛隊が出動することになった
 オウムは公安当局に徹底的にヤラれた。信者は免許証の記載と違う場所に住んでいるという理由や、ビラ配りで他人の敷地に入ったという理由で逮捕され、20日以上拘留された

 なんでこのときのやり方を「日常生活を脅かす者=身近なテロ」にも適用しないのだろう?
 警察のエラい人が「暴力団の壊滅を目指し…」なんて決まり文句を100万回言うより、このときのやり方で片っ端から逮捕すりゃいいじゃないか
  「手を出したワケじゃないから…」とか「パトロールを強化します…」なんて言ってキチガイみたいなヤツを野放しにしてないで、どんどん捕まえりゃいじゃん
 大半の日本人にとっては、ビンラディンやザルカウィ、それに今のオウムよりも、小学校に包丁持って入るヤツや親族皆殺しにして火を付けるキチガイの方が、よっぽど危険な”大量破壊兵器”であり、深刻な”テロ”だと思う

"taro's magazine" main site…
[PR]
by taros_magazine | 2004-11-26 20:34 | toyohashi diary
「刑事とタバコ」
 
 めっきり涼しくなったので、最近は自転車で職場まで通うこともある
 なんとなくかわいた空気と、かすかに香るキンモクセイなんかが秋らしさを伝えてくれる…なんて思いながら走ってると、前方から人相の悪い集団が歩いてくる。それもほとんど全員が、最近ではかなり減った”歩きタバコ”だ
 その集団は、次々とレンガ色の建物に吸い込まれていく…

 それは警察署だった
 彼らが歩いていた路面電車の電停から署までの区間の歩道は、100本単位で吸い殻が落ちている
 僕は勝手に彼らの1日の行動を想像してみた・・・

 <シチュエーション1 事件解決>
 「ボス、お疲れサマです。」「おぅ、ヤマさん。今回はご苦労だったナ」…シュボッ(お互いのタバコに火を付けるヤマさん)  

 <シチュエーション2 取り調べ>
 「なぁ、そろそろオマエも楽になったらどうだ…田舎にゃ家族もいるんだろう…さぁ(容疑者にタバコを差し出す)」「(一息吸い込んで…)スイマセン、オレがやりました…」

 なんて、70年代の刑事モノのドラマを想像してしまうのだが、考えてみれば、今警察官として働いている多くの人が、こんなシーンにあこがれて警察官になったんじゃないだろうか?
 そんな彼らに絶対に欠かせないアイテムがきっとタバコなんだろう…なんてね

 でも、この街に「路上喫煙禁止条例」とかできたらどうするんだろう?
 あ、関係ないか。そんな条例なら取り締まるのは役所だし、そもそも豊橋の役所がそんな進歩的なコトやるわけないし…

"taro's magazine" main site…
[PR]
by taros_magazine | 2004-10-22 20:35 | toyohashi diary
somebody beeps
 
 先日、おばあさんの乗った原付と軽自動車の交差点での事故に遭遇した
 軽の運転者は路肩に車を止め、倒れたおばあさんのところに駆け寄った
 そこへけたたましいクラクションが鳴らされた。音の主は荷台にデカデカと社名を入れた4トントラック…どうやら路肩の軽がじゃまで通れないらしい
 もういちど”ビーーーーーーッ”…
 結局、何度も威嚇するように排気ブレーキをはき出しながら通り抜けていった…  

 いったい自動車の”クラクション”っていうのは何のために付いているのだろう?
 これが無いと困る場面ってどんなときなんだろう?
 およそ普段、街を走っていて耳にするクラクションは、そのほとんどが「ジャマだ!どけ!」や「何してやがんだ!コノヤロー!」という”威嚇”か、「おーい、出てこい!」という”呼び出し”のサインだ
 ひどいのになると、夜間の黄色点滅信号を全速力で通過するために、救急車のサイレンのごとく鳴らして走るキチガイもいる
 せいぜい許せるのは「譲ってくれてアリガトウ」の”お礼”のサインくらいなもんで、逆に「警笛鳴らせ」の標識がある区間で鳴らす人はほとんどいない

 これらすべての場面でも”無くてはならない装備”なんていう理由はまったく感じられない
 じゃ何で付いてるのか?しかも世界中の車に?
 結局、車が”道路で威張る”ための道具なんだろう
 車乗ってる人は金持ち、車乗ってる人は偉い人。だから自転車や歩行者は車を見たらすみやかに道をあけろ、というクラクション発明当時(いつだか知らないけど)の時代背景がそのまま引きずられ、やがて「対交通弱者」から「対他の車」に用途が変わっていったんじゃないだろうか…

 もうクラクションなんて無くてもいいんじゃないだろうか?でなけりゃ、せめてブレーキと連動させるくらいのことはしてもいいんじゃないだろうか?
c0041105_2052228.jpg


"taro's magazine" main site…
[PR]
by taros_magazine | 2004-09-21 20:35 | toyohashi diary
「ワタシ見て見て症候群」
 
 「どうして女子高生(くらいの歳の女性)、中でもちょっと足りなそうなヤツ(ま、偏見なんですけど…)に限って大声で話すんだろう?」

 こんなふうに思ったことってないだろうか?
 「普段、騒がしい環境(学校)にいるから、自然と声がデカくなるのか?」いや、だったら男子高校生も同じだろう
 「10台女性の声の波長がシャクにさわり通りやすいのか?」いやいや、だとすると足りなそうな(重ねて失礼…)女性限定という理由にならない

 今日も喫茶店に素っ頓狂な奇声をあげてハシャいでいるバカ女快活そうな女性がいたので、ちょっとウォッチング(決して妙なつもりはありません!)してると、そのバ…(以下略)はデカイ声を出したあとに、必ず一呼吸置いてあたりの様子をうかがっているようなそぶりを見せるのである
 「ん、これは…!」

 同じような光景を15年以上前に見た記憶がある
 当時まだ珍しかった携帯電話。人混みの中おもむろに内ポケットから取り出し、得意満面の大声で話している脂ぎったオヤジ…会話のところどころで一段と声のトーンを上げ、あたりの冷ややかな反応を"羨望のまなざし"と勘違いしてさらにボルテージを上げる…

 「あの女子高生たちは周囲の"視線"を集めたいために奇声を発しているんじゃないだろうか?」
 きっとこれまでの学校生活、たとえば体育祭や文化祭、それにスポーツや学業でも注目を集めるような経験はなかったのだろう
 街を普通に歩いていても誰も注目してくれない…そんなとき、たまたま発した"大声"に何人かが振り返る…さぞ快感だったことだろう

 だとすれば、ある意味究極の"注目のマト"である"凶悪犯罪"に走らないことを願い、あたたかく見守っていきたい…けど、やっぱうるせーよ。オマエラ

"taro's magazine" main site…
[PR]
by taros_magazine | 2004-09-10 20:36 | toyohashi diary
「ハウスマヌカン」
 
 最近、ひさしぶりに街(駅前の市街地)をゆっくり歩いたんだけど、古着屋さんとかがたくさんできてるのを見て驚いた
 豊橋という街は、高校生とかは結構街を歩いているんだけど、それ以上の若者層をあまり見ない街だという印象があったので、大都市にあるような若者向けの商売はうまくいかない…というか、”パイ”が小さすぎるところだと思っていたんだけど…

 なんて思いながら見てて、そうしたお店に一定の法則があることに気づいた
 それは「店の前に必ずオーナー(と思われる人物)がいる」ということ。立っていたり、イスに座ってしてる場合もあるけど、必ず店の前で街ゆく人にニラミをきかせている
 最初は「こいつこの方は何がしたいんだ?これじゃ客入れねーよ」なんて思っていたけど、あんまりにもよく見るパターンなのでしばらく考察してみることにした…すると…
 くる客くる客、どいつもこいつもどなたもこなたもみんなオーナー(と思われる人物)と同じカッコしてやがるおられる
 髪型、服装から日焼けの具合やズボンのズリ下げ方まで、みごとにお揃いなのである

 そこでハタ、と気がついた。「あー、これはオーナーがマネキン兼ショーウィンドゥの役割をしてるんだ…」と
 ただ、マネキンと違ってじーっと見てると「なんだ、コラ」とか言われそうだし、もしかしたら「アンタみたいなダセーオヤジの来るところじゃねーよ」とか言われるかもしれない
 とすると、これはただのマネキンじゃなくて一昔前でいう”ハウスマヌカン”か”カリスマ店員”、いや”黒服”か?

 別になんでもいいや。オークションの方が安いし…そもそも行かないし。

"taro's magazine" main site…
[PR]
by taros_magazine | 2004-07-25 20:37 | toyohashi diary
「昭和の思い出・・・」
 
 バブルが崩壊したあと、繁華街といわず郊外といわず飲食店が次々と潰れた時期があった。
 ぼくが名古屋の大学に通っていた頃、足繁く通った守山のリバティーも、吹上近くのイエスタディーも、伏見のル・ロワールもみーんな無くなった…

 そして最近、バブル崩壊後も生き延びてきた昭和の建造物が次々と取り壊されている気がする。
 近所の病院の院長宅の敷地内にあった法隆寺の夢殿のような建物は、いつのまにかアパートになり、港の近くの裏通りにあったキャンディキャンディに出てくる”学生牢”のようなコンクリ造りの家(?)も、つい最近プレハブっぽい建物に変ってしまった

 写真は渥美にあるナゾの建造物・・・長年なんだかわからなかったんだけど、近年の廃墟ブームのおかげでいろんなサイトで紹介され、旧日本軍関連施設だと知った
 でも、先日付近に行ったときは見あたらなかったような気がする。もしかして取り壊されちゃったのかな?
 (旧日本軍施設といえば、安城か刈谷にあった8本の通信鉄塔も何年か前に取り壊されたんだけど、取り壊し決定のニュースを聞いた友人が、何と夜中に侵入しててっぺんまで登っちゃった。「名古屋の街まで見えた。パトカーが下でうろうろしてたけどね」なんて言ってた)

 それにしても、なんでこうした建造物が心にしみるのだろう?
 アンティークの趣味があるわけでもないし、もちろん戦争を体験した年でもない。誰か廃墟や遺構に詳しい人、教えてくれないかなぁ…

c0041105_20493778.jpg


"taro's magazine" main site…
[PR]
by taros_magazine | 2004-07-18 20:37 | toyohashi diary