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synchronicity
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 その日も、いつものように昼前にダム下の駐車場に車を止め、まずは堰堤直下の瀬に向かった
 そのファーストキャストに、この日最初のレインボーがヒットした

 『また今日も第一投だ』
 そう、このところ天竜ではいつも最初の1投でヒットしていた
 ”場荒れしていないから”、あるいは”フライが目新しいから”…いろいろと理由はあるのだろうけど、とにかく気持ちよくその日の釣りをスタートできるのだから文句なんてもちろんない

 ただ、問題はその後なのだ

 いつも、その後わりと早い段階で2匹目がヒットする
 しかし、ソイツはどういうわけだか必ずバレるのだ…

 そんなコトを考えているうちに2匹目が掛かった
 さっきよりもワンランク上の重い手応え…足下で浮いてきたのは40センチオーバーと思われるレインボーだった

 しかし、ネットを置いてある浅瀬に誘導しようとロッドを寝かせた瞬間、スッとテンションが抜けてしまった…

 『もう1匹釣れたら移動しよう』
 そしてこのところの定番、30センチほどの美しいレインボーをネットインしたところで、下流へ向かった

synchronicity_c0041105_2151732.jpg 第1プールの流れ込みが空いていなかったので、そのやや手前の瀬を流してみると、またも最初のキャストで30センチほどのレインボーがヒットした

 そしてその数分後、マーカーのわずかな反応に半信半疑で合わせると、砲弾型の体躯のレインボーが水面に浮いてきた

 『デカい!』
 と思った次の瞬間、またもやフライだけが宙に舞った

 そしてその後20センチほどのかわいいレインボーをキャッチし、プールへ向かった

 冷たく、重い流れの上をゆっくりと移動していたマーカーが突然上流に向かって動いた
 またしても第1投でのヒットに驚きながらも、今度は慎重にネットまで運び、無事美しいレインボーをランディングした

 そして三たび訪れる魔の刻…
 目の前わずか数メートルで反応したマーカーの先では、この日イチバンと思われるサイズのレインボーがのたうっていた

 『今度は慎重に…あと少し、もうちょっと…』
 ”ピシィッ”

 乾いた音と共に、レインボーは濁った流れへ戻っていった

 この後は…そう、小振りなレインボーをキャッチしたのである

 「レギュラーサイズが第1投でヒット」
 「その後すぐ、今日イチをバラす」
 「最後にまたレインボーをキャッチ」

synchronicity_c0041105_21513055.jpg 先週からポイントを移動するたびに不思議と繰り返される。奇妙な偶然の一致…
 いや、それは同じ人間が、同じ川で、同じようなシステムで釣るということが引き起こす”必然”なのか?

 それを解明する方法は、おそらく一つしかない
 もちろんそれは…”天竜に通う”ことだろう


*today's tackle  
rod:Fujimaki Special 8'05 #5 (Factory haru)
reel:FLYSTART 1 (ROSS)

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by taros_magazine | 2008-01-22 21:54 | fly fishing diary


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