胸騒ぎ (MotoGP 07' Round-13 San Marino GP "Qualify")
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 正直、ポールはダメかもしれないと感じていたのだろう
 ただ、そのタイム差だけはしっかりと確認しなければいけないと思っていたのだろう

 予選アタックを終え、そのままコース上を流しながらコーナーごとに観客席用の大型モニターに映し出されるストーナーのフライングラップを食い入るように見つめていたロッシ…

 案の定、ストーナーは計算していたかのようにロッシのタイムを上回り、さらに続けてもう1ラップもアタックしてみせた
 
c0041105_14411396.jpg それはまるで、最後の1ラップでタイムをたたき出したロッシに対して、『オレは予選スペシャルのタイヤじゃなくてもこんなタイムを出せるんだ』か、はたまた『オレなら終わったタイヤでもこのタイムで走れるんだ』という、強烈なカウンターパンチのようだった

 チェッカーを受けたストーナーは、そのままクルージングするロッシを追い越し何度も何度も長い距離のウィリーをロッシと黄色く染まったスタンドに見せつける
 
 その一方で、ロッシはウィリーもバーンナウトも見せず、そのままストーナーの背後で恐ろしいまでの威圧感を漂わせながらパルクフェルメへ向かっていった…

 おそらく、ロッシにとって、このタイム差…0.176秒は”条件”さえ揃えばギリギリ削り取れる差だという手応え感じているのだろう
 だからこそ、そのタイム差を確認した瞬間から、心も、身体も、そしてマシンも…すべての力を決勝にむけて”温存”したのだろう

c0041105_14422280.jpg そして、日曜日…
 ミサノの観客席は黄色く染まり、何万ものファンが彼のマシンに向かって声を振り絞って声援を送るだろう

 『自分を応援してくれる大勢の観客の声援こそが、自分に最高のパフォーマンスを引き出させるんだ』

 予選終了後のロッシのコメント…そう、この”ファンの声援”こそ、今 彼が切望する”勝つために最も必要な条件”なのだ

 そして、その条件の中で彼が出す結果…
 
 それは、最高のものであったにしても、残念なものになってしまったとしても、彼の心にひとつの大きな結論を出させてしまうのではないかという気がしてならない…

c0041105_1444393.jpg それは、"give up"の宣言なのか、それとも…

 決勝レースを前に、こんなに胸騒ぎがするのは初めてのことだ


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by taros_magazine | 2007-09-02 14:43 | motorcycle diary


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