a thread of hope (MotoGP 07' Round-12 Czech GP)
c0041105_2325050.jpg
 「7位」

 SUZUKIにかわされ、KAWASAKIに最後まで突つかれながら”死守”したバレンティーノ・ロッシのチェコでのリザルトだ

 タイヤの、そしてマシンの大幅な進化を期待して乗り込んできたこのブルノ…しかし金曜の午前中に1ラップしただけで、彼はこの事態を覚悟したことだろう

 22ラップの間ベストを尽くして走り続け、やっとの思いで得た結果…
 それが、おそらくは転倒もマシントラブルもない状態でのリザリトとしては、彼のキャリアで最低の成績であろう「7位」…


 レースを重ねるごとに広がるチャンピオンシップ・ポイント
 走るごとに積み重なっていく失望感

c0041105_23263787.jpg タイトルや記録といったものよりも、”走ること”を、そして”バトル”を楽しむことで築き上げてきた”王者”という称号が、今度は巨大なフラストレーションとなって彼の心も身体も蝕んでいく…

 今、彼を走らせてるものは一体何なのか?
 巨額の契約金と名声を守るためなのか?
 ファンやスタッフを喜ばせるためなのか?
 
 それとも、”かつて最速と呼ばれた”ライダーとしてのプライドなのか?

 思い出すがいい
 
 上田昇や坂田和人の老獪な走りに対して、何も恐れずにその速さで勝負していった頃の走りを
 原田哲也の研ぎ澄まされた走りに対し、感情を剥き出しにして挑み掛かっていった頃の走りを
 そしてその頃、レースというものがどれほど楽しかったか、ということを…

 今、ロッシに必要なのは、ブリスタを起こさないタイヤでも、ストレートでロケットのように加速していくエンジンでもなく、彼を全ての呪縛から解き放つものの存在である

 そして、もし彼がそれを見つけ出すことができるとしたら…

 その場所は、かつての彼と同じように、ただ走ることを楽しんだ一人のライダーの魂が眠る場所…
 そして、常に熱狂的に彼を支え続ける何万ものティフォージの集まる場所…

 次戦、”イタリア”のミサノしかないだろう

c0041105_2327848.jpg

 taro's magazine mainsite…
[PR]
by taros_magazine | 2007-08-20 23:42 | motorcycle diary


<< あの時代を忘れない day-1... 明日の忍野 >>