明日の忍野
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 忍野に出掛けるとき、いつも決まってひとつの不安が頭をよぎる
 『今度こそ…釣れないんじゃないか…』

 昨年、初めて忍野の川岸に立った時、まず思ったのは『これは…絶対に釣れないだろう』というコトだった

 10年以上、フライフィッシングをしてはいるけれど、それまで目の前で悠々と泳いでいる尺ほどもある魚が釣れたことなど1度もなかった
 それに忍野での鱒釣りについて、他のフライフィッシャーのブログやホームページに綴られている内容から、忍野は”エキスパートと称される人が、その経験と技術で賢い鱒たちを相手に知恵比べをする川”だという印象を持っていた

 しかし、ごく普通のニンフを流すとあっさり最初の1匹が釣れた
 
c0041105_239045.jpg 自分はその瞬間、忍野での”サイトフィッシング”の魅力の虜になった
 1日中ニンフを沈めては鱒が口を開けるのを待ち、『入った!』と思った次の瞬間、合わせた右腕に伝わる魚の重さに酔い続けた

 2度目の忍野は豪雨と濁流だった
 それでもマーカーを付ければウソのように魚が釣れた
 部分的にクリアになっているところではドライでヤマメのライズもキャッチできた

 3度目、家族でのドライブの途中に寄った短い時間の中でも、サイトの釣りを充分に楽しむことができた

 4度目、相変わらずのサイトの他に、小さなドライでヤマメのライズを何回も仕留めた

 こんな他の渓流では考えられないような素晴らしい釣りを毎回経験しながら、それでもこの日の道中はやっぱり…というよりも、これまでになく大きな不安に悩まされた
 『今日こそ釣れないんじゃないか…』

 そんな不安に拍車をかけたのがこの日の魚影だった

 漁協駐車場から見える魚の姿は、これまでより明らかに寂しいものだった
 
c0041105_2383882.jpg 鯉の釣り堀が大賑わいなのに比べ、お盆休みだというのに普段の週末より少なく見える釣り人の数も、その不安を増幅させた…

 しかし、結論から言えば、この日も充分な釣果を得ることができた
 
 レインボーは相変わらずのファイトを楽しませてくれたし、ブルックや忍野で初となるブラウンもキャッチすることができたというのに…

 それでも、次に忍野へ行くときのことが不安なのである
  
 毎回素晴らしい釣りをコンスタントに経験しているのに、そのたびに次の忍野に対する不安…『今度こそ釣れないんじゃないか』…はどんどん大きくなっていく

 他の渓流では考えられないような素晴らしい釣りを毎回経験させてくれる忍野…
 そこでは、他の河川では笑ってネタにできるはずのことが、いつの間にか自分にとってもの凄いプレッシャーになってしまっていた

 このまま”不安”は膨らみ続けるのか、それとも”現実”になると同時に弾け飛ぶのか?
 自分にとっての忍野の”明日はどっちだ?”

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*other side …
大好き!管理釣り場』(by Mr,sammy)
アマゴ釣りの憂鬱』(by Mr,M's)

*today's tackle  
rod:Cremona 8'07 #3/4 (Coatac)
reel:Philius small trout (KIRAKU)

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※ こちらもご覧下さい
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http://keiyuutei.fc2web.com/gomi/gomi.htm
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by taros_magazine | 2007-08-15 23:14 | fly fishing diary


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