理想のタックル
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 今年の渓流シーズンが始まる前後、何本かのロッドといくつかのリールを処分した
 
 どうしても欲しかったロッドがあったため、その購入資金に充てた…というのが最大の理由ではあったけれど、もうひとつ大きな理由があった

 それは、この数年”道具に振り回されている”と感じることが何度かあったからだ

 10数年間、フライフィッシングを楽しんできた中で、気が付けば道具だけは一丁前の数を揃えていた
 もちろん、それぞれなんらかの目的や意味があって購入したのだが、いつしか『最近使ってないから持っていこう』とか『せっかく買ったんだから使わなきゃ…』みたいな理由で、その日のタックルを選択していることがままあった

c0041105_2315369.jpg そのくせうまく振れなかったり、思うような釣りができないと『やっぱり慣れないロッドじゃ無理だ』などと自らの技術や戦略を棚に上げて嘆いてみせたりした…

 なかなか時間がとれない今シーズンは、少なくともそんな気持で釣りはしたくないと思った
 せめて釣りをしている時間だけは、自分と川、そして魚のことだけを考えていたかった

 この日川に入っていた時間はちょうど1時間。ネットに納まったのはアマゴ1匹

 でも、そんな短い時間でも、この日の川の表情や、たった1回のアマゴとのファイトの感触ははっきりと覚えているし、それはとても濃密なものだった
 一方、この日どんなロッドとリールを使っていたかは…すぐには思い出せなかった

 でも、それでいいと思った
 
 そんなふうに、余分なコトを考えさせずに、川での濃密な時間を提供してくれたロッドとリール…それこそが自分が思い描く”理想のタックル”だと思ったからだ

c0041105_2316117.jpg 世の中には飾っておくだけでも充分美しく、所有しているだけで満ち足りてしまうロッドやリールもあるだろう 
 でも、自分は渓流でいろいろな思い出を重ねていくことで、その”価値”を高めていこうと思う

*today's tackle
rod:EUFLEX XFP 7'09 #2 (TIEMCO)
reel:CFO1 (ORVIS)

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by taros_magazine | 2007-07-19 23:20 | fly fishing diary


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