Rise Fishing Strategy (day1)

 こんな自分でも、フライフィッシングを始めて間もない頃は、いろんなハウツー本を読んだり、何本ものビデオも見た

 しかし、いわゆる”学術的”なコトは何一つ身に付かなかった…というか、まったく頭に入らなかった
 フライのマテリアルの名前も、川に棲む昆虫の種類も、さらには釣りそのものの”戦略”なんていう部分も、そうした”教材”から吸収することはできなかった

c0041105_17543416.jpg おそらくはプールでのシビアなライズなんかの取り方を、懇切丁寧に教えてくれていただろうその種の教材の甲斐もなく、自分は釣り上がっていった先でプールに行き当たると、ほとんど竿を出すことなくスルーして、また次の瀬に向かうようになっていた

 『どうせ釣れやしないよ。そんなコムズカシイ釣りよりも、次のポイントで勝負した方がイイに決まってる』

 長い間、そんな釣りを続けてきた自分を、プールに何時間も張り付かせたのがこの石徹白・峠川だった
 
 目の前に間違いなくいる魚、そして目の前で”ヤル気”を見せている魚を相手に、七転八倒しながらも何とかキャッチ…昨年のシーズン終盤、この”ライズの天国と地獄”を味わったときには『このオフにはもうちょっと勉強しなきゃな…』などと反省したつもりだったのだが…

 結局、この日も昨年同様”手ぶら”で来てしまった
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 早朝からプールで繰り返されるライズに、あーでもないこーでもないと悶絶しながら、何とか数匹を仕留める…

 しかし、釣れたパターンに何らかの方向性や共通性など見いだせる知識もなく、次のプールでまた同じようなコトを繰り返し、みるみるうちにフライパッチには大小色とりどりのフライがストックされていく…

 そして、去年も玉砕しっぱなしだった駐車場前のプールにやってきた
 淵尻では何匹ものアマゴやイワナが悠々とライズを繰り返していた

 『コレは無理だろ…いくらなんでも…』

 おそらくはこれまで何十人ものフライフィッシャーがキャストする何百もののフライを見て、学習してきたここの魚たちに、自分の戦略が通用するとは思えなかった

c0041105_18144727.jpg いくつもの波紋を目の前にしながら、これまで寒狭川で釣り上がっていたときのように、そんな”コムズカシイ”釣りはあきらめて、帰ろうとしたのだが…

 何故か、このときは『やってやろう』と思った

 捕食してるモノも、サイズもよくわからない。でも、ダウンクロスで目一杯慎重に流すコトが、今の自分にできる精一杯のストラテジー…

 飛び出したのは9寸ほどのイワナだった

 思えば、去年のこの峠川から、自分の釣りの戦略に、ひとつだけ進歩があったのかもしれない。それは…

 ”プールでも竿を出してみる”

 こんな大事なコト(笑)を教えてくれた石徹白に、やっぱり今年も夢中だ
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*today's tackle
rod:G882 #2 (Scott)
reel:CMR 3/4 BLK (Marryat)

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by taros_magazine | 2007-05-25 23:59 | fly fishing diary


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