やっぱり、解禁
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 例年、解禁日には期待なんかしていない

 吐く息は白く煙り、指先は凍え、つま先の感覚はしだいに薄れていく
 そこまでして早春の渓の立っているというのに、魚の反応も決まって”冷ややか”なのが常だから…

 だから、負け惜しみでもなんでもなく、今年は『雰囲気を楽しもう!』と思った
 
 魚がウヨウヨいなくてもいい。三面護岸だって気にしない。それに、ほかの釣り人と並んでの釣りになっても、それはそれで『やっぱり…解禁らしくていいんじゃない?』と思った

 飛騨川の川岸に着いたのは9時過ぎ…細い橋の上から真下に向かって釣り糸を垂れているオヤジどもの姿に一瞬唖然とし、そして笑った
 『あはは!やっぱり解禁だ!』
 
 ラインの飛びがおかしいのに気づき、見上げたティップに光る氷を見て一瞬驚き、そしてやっぱり笑った
 『すげーよ、やっぱり解禁だよ!』

c0041105_22443098.jpg たたみ1畳ほどのよどみに群れている100匹ほどのアマゴの姿に、エサ釣り師やルアーマン、そしてこの日同行した仲間の何人かが堤防で並んで釣りに興じている光景に、そして彼らがひとつのライズめがけて一斉にロッドを向ける姿に、釣り人しか味わうことのできない”解禁の日”…その楽しさを感じられずにはいられなかった

 godzillaさん持参の最高の飲み物と、”ザ・chef”シャックマンさんがウデをふるった絶妙な鍋でエネルギーを充填し、午後は上流部を目指した

 そして日が陰りだした頃、自分が入っていた小さなプールでライズが散発しはじめると一気に緊張感に包まれてきた
 でも9Xのティペットに結ばれた小さなCDCパターンは、何度も一瞬だけアマゴの口を捕らえては、宙を舞ってまた手元に戻ってきた

 再び戻った下流部でも、結局1匹もランディングすることはできなかったけど、名古屋の街に戻って、ちょっとイイ雰囲気の赤チョウチンで仲間たちと釣り談義に花を咲かせ、解禁の日を最後まで満喫することができた…

 いつもの年と違った気持ちで迎えた渓流解禁の1日だったけど、まったく例年と同じだったコトがひとつだけあった

 それは釣果…
 『なんて言うか…やっぱり解禁だわ…』
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 *other side …
一から出直し修行的毛鉤釣』(by Mr,godzilla2004)
空色ライフ』(by Mr,Hiroshi)
Step into the river』(by Mr,BILL)

*today's tackle
rod:Cremona 7'11 #2/3 (Coatac)
reel:MARQUIS 2/3 (HARDY)

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by taros_magazine | 2007-02-05 22:54 | fly fishing diary


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