しずく
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 全身から噴き出すように、汗のしずくが絶え間なく全身を濡らす真夏の、真昼の釣り…
 でも背中にブラ下げたランディングネットから水がしたたり落ちることは最後までなかった
 
 『魚たちもきっと夜露や朝露の時間をじっと待っているんだろう』
 そう思ってにわかに曇り始めた谷から上がった

 街道沿いの自販機で買ったソーダ水のボトルは、今日はついに見ることのなかったアマゴの魚体のように、露に濡れて輝いていた

 再び車に乗り込むと、フロントグラスに雨粒がひとつ、ふたつ…
 そして、あっという間にドシャ降りとなった真夏の山里を後にした

 豊橋の町は、まるで今日の短い釣りなど幻だったかのように晴れ渡っていた
 
 ただ、車のボディにかすかに残る雨のしずくだけが、真夏の釣りの記憶をとどめていた 

 *today's tackle  
rod:AIRLITE G 7'06 #2 (AXISCO), FUFLEX XFP 8'03 #3 (TIEMCO)
reel:Freizeit 3/4 (NAC) , CFO1D (ORVIS)

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by taros_magazine | 2006-08-15 23:53 | fly fishing diary


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