Andante
c0041105_22523771.jpg 午前中に釣りを終えた週末…ゆっくりと午後を過ごし夕食をとった後、1歳半の娘を連れ、ほんの数十メートル離れた自分の両親が住む家に向かった
 
 電柱に据え付けられた街灯、散歩中の犬、走り去る自動車…何度も歩みを止め、振り返り、手を振る彼女に合わせてゆっくりと歩いていると、実家に着くまでに10分ほどもかかってしまった

 『2~3分あれば十分な距離なのに…』 そんな短い距離を、本当に楽しそうにゆっくりと進む彼女を見て、午前中の釣りを振りかえっていた
  
 いつ頃からなのか…自分は”1ポイント3キャスト”ほどでどんどん釣り上がっていくスタイルになっていた

 ”手前、左、右…念のため真ん中…”
 それで反応がなければ、次のポイントで同じコトを繰り返す…そうして渓を早足で駆ける…

 この数週間、相次いで目撃したシーンは、そんな釣り方をする自分にとって、ある意味で”衝撃的”だった
 先週、DUSKの店長さんがランディングした見事なイワナは、誰もが『もう出ないんじゃ…』と思い始めた頃に、突然水面を割ったものだ

c0041105_2250873.jpg そして今週…同じような小さな流れで、同行したBILLさんは数度のフライチェンジを繰り返し、そして丹念に流しては、自分のワンパターンのパラシュートに見向きもしなかったアマゴを何度も引きずり出してみせた

 『自分のスタイルは間違っているのか?』
 
 そんな気持ちにさせられたここ何回かの釣行だった

 実家を出て、ふたたび娘を連れて自宅に戻る
 彼女は今度は何か歌いながら、すたすたと歩き数分で自宅に着いた

 その姿を見て”はっ”と気づく
 『何も間違ってなんかいない。いや、正解も不正解も、きっとないんだろう…』

 歩く速さは人それぞれ
 自分がいちばん心地よいと感じるリズムで釣ることが、一番”正解”に近いんだろうと思った


(1st Photo … by MR,BILL)

*today's tackle
rod:Right Staff 7'10 #2 (CFF) , Freestone FS 8'03 #3 (Shimano)
reel:CT 2/3 (REDINGTON) , setter classic1 (Caps)

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by taros_magazine | 2006-04-24 23:03 | fly fishing diary


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