引き際
 
 あるプロ野球球団の元オーナーの言動を見て”老害”という言葉を実感した
 ま、巨人のワタナベ会長のことなのは言うまでもないのだが、人間『引き際』を誤るとロクなことがないな、ということを思い知らせてくれる
 
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 「あと1匹釣れたらやめよう…」、「あそこの堰堤まで行ったらあがろう…」
 
 釣れていても、釣れてなくても、集中力が途切れはじめる頃になると納竿のキッカケを探し始める
 しかし、その決意は多くの場合履行されることはなく、1匹釣れたら「よし、もう1匹!」、堰堤まで来たら「なんだ、向こう側もイイ渓相ジャン!」ってことになる
 結局、己の釣欲が100%満たされるか、体力・気力の限界が訪れるまでロッドを振り続けてしまうのが修行の足りない釣り師の哀しい性なのである

c0041105_117667.jpg 昨日、エサ釣りの友人と2人で寒狭川の支流へ向かった
 二人とも昼前後から所用があったため、早朝現地着の1本勝負の釣りだ

 まずは最近通っている淵~プールの間を探る。しかしなかなか思うような釣果が出ない
 
 迫るタイムリミット、ヒートアップする釣欲…
 2人で魚を分け合っていてもラチがあかないので、自分は下流に入ることにした

 入渓点から堰堤まで釣り上がれば、ちょうど良い時間になるはず…
 予想どおりの時間に堰堤に着き、友人と釣果を確認する
 自分は15センチほどのイワナほか数匹…、友人もほぼ同様…

 どちらからともなく、顔を見合わせて切り出す「上流行ってみる?」
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 ”泣きの延長ラウンド”も、尺アマゴがいるはずの流れで友人が10センチにも満たないイワナを掛けただけだった

 ほとんど無言で林道を二人で下る
 満たされない釣欲、それに反比例してのしかかる疲労感…いつもなら迷わず別のポイントへ向かうシチュエーションでありながら、納竿しなければならないというストレス…

 サッサと帰り支度を済ませ、川沿いの道を走っていると大粒の雨がフロントガラスを叩きはじめた
 何人もの釣り人が、岸へ上がり大急ぎで着替えていた

 天が与えた納竿のキッカケを受け入れた彼らの釣果が、ちょっとだけ気になった
  

*today's tackle
rod:EUFULEX XFP7'09 #2 (TIEMCO)
reel:CFO-1 (ORVIS)

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by taros_magazine | 2005-07-10 11:38 | fly fishing diary


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