Cause' (MotoGP 2011 Round-14 ARAGON)
c0041105_14125922.jpg ピットスタートのペナルティを受けてまでも実戦投入に踏み切った待望のアルミフレーム…
 しかし、中位グループに追いついた後の展開は今シーズン何度も見てきた”お馴染み”の光景だった

 『必要なのは時間だ』
 そういい続けてきたこの半年

 現レギュレーションで戦うレースは、すでにこのアラゴンでのレースを含めて5戦、しかも移動ばかりのフライ・アウェイの環太平洋ラウンドを含めた1ヶ月半しか残されていない

 タイトルでも勝利でもなく、ただ”マシン開発の場”と称してグランプリを走り続けるバレンティーノ・ロッシの姿を、1年前に誰が予想できただろうか?

 地元の圧倒的声援の押され最高の走りを見せるケーシー・ストーナーを相手に、すでにタイトルを決めていながらも激しく闘志を剥き出した2009年のフィリップ・アイランド
 そしてディフェンディング・チャンピオンとして新王者ホルヘ・ロレンゾに最初で最後の真っ向勝負を挑んだ去年のエストリル…

c0041105_14132343.jpg たとえ勝てなかったレースでも、ロッシがコース上で放つオーラは別格だった

 たとえ何位でどの位置を走っていても、遠目にもそれがロッシであることが瞬時にわかるほど、彼の走りは輝いていた

 しかし今やブルーやホワイトのマシンの集団の中にあっても、黄色のヘルメットやレザースーツが見えなければ、彼と彼が駆る鮮やかな赤いマシンは特別に目立つ存在ではなくなってしまった

 快走する”去年までのライバル”達のはるか後方で、サテライトのマシンを駆る”今年のライバル”達と組んず解れつを繰り広げるロッシの姿は、まるでピットスタートを言い訳として利用するがためのニューフレーム・エンジンの導入だったのでは?とさえ思えてしまうほど小さな存在に見えた

 残り少ない時間の中、今後も急造のパーツでタイムアップを試みるというロッシ

 ”問題”をマシンに求め続けるその姿が、逆にロッシ本人が”本当の問題”を悟ってしまったように思えてならない 

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by taros_magazine | 2011-10-14 14:40 | motorcycle diary


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