"BLACK HOLE" (MotoGP 2011 Round-1 QATAR)
 ”ロッシ帝国”崩壊後のグランプリとは一体どんなものなのか

 4強と言われながらも、実際にはバレンティーノ・ロッシという巨星の圧倒的な引力によって周回を重ねてきた他の3つ星たちが、その力から開放された時に見せる軌道とは一体どんなものなのか…

 それは拍子抜けするほど予想どおりの風景だった
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 ケーシー・ストーナーはシーズン前からの好調そのままに全セッションでトップタイムを叩き出し、その速さをアピールするとともに、決勝ではこれまでのように逃げに徹するのではなく、相手の走りをじっくりと見切った上で一撃で仕留めるという強さをも見せつけた

 ディフェンディング・チャンピオンのホルヘ・ロレンゾも予選での絶望的なタイム差をものともせず、見事なレースマネジメントでストーナーに食い下がってみせた

 もう1つの星、ダニ・ペドロサも、ストーナーやロレンゾを相手に何度も限界ギリギリの激しいファイトを見せてくれた

 彼らはバレンティーノ・ロッシという恒星を失っても、その軌道を乱すことなくグランプリという銀河で輝きを放ち続けていた

 しかし、当のロッシだけが迷走していた
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 サテライト仕様の同じマシンに乗るエクトル・バルベラや、”元カノ”の新しい彼氏であるベン・スピーズ、さらには母国の若手ライダー2人を相手に必死にセカンドグループのリーダーを目指すその姿からは、かつて同じように電撃移籍後最初のレースとなったあの2004年の南アフリカのときに放っていた眩いばかりの光の欠片も見ることはできなかった

 長い間、タイトルはおろか勝利すらままならなかったヤマハでの最初のレースで勝って見せたロッシなら…
 ましてやストーナーが何度も勝利しているドゥカティなら…

 かつての巨星は、多くのファンや関係者が抱いたそんな期待を、すべて暗黒の渦の中に吸い込んでしまうブラックホールになってしまったかのようだった



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 このたびの震災に際し、下記のような支援が呼びかけられています。ぜひ一度ご覧ください

二輪車ライダー排気量募金









 
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by taros_magazine | 2011-04-29 15:48 | motorcycle diary


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