the show must go on (MotoGP 2010 Round-13 ARAGON)
c0041105_0255970.jpg

 あの悲劇的な瞬間から、何度も何度も同じ疑問が脳裏をよぎる
 『いったい、僕たちは何度このような悲劇を繰り返してきたんだろう…』と


 かつて親友、若井伸之の死を目の当たりにし、今また愛すべき友を失った2人…
 
 このサンマリノのサーキットにやってきて、スタート前まで富沢にコースの攻略法を伝授していた坂田和人

c0041105_021363.jpg あの瞬間を現地で見た彼は、これからテレビ局のモニターに映し出されたクラッシュシーンを見ても、レース解説者として語り続けることができるのだろうか…
 
 そして世界に通用するライダーを育てるべく、自らのチームを率い、そして富沢のヨーロッパでの世話人でもあった上田昇

 事故直後から変わり果てた富沢に寄り添っていた彼は、これからも未来ある若者たちに”レース”を走ることの尊さを教えることができるのだろうか?

 
 同じ”サンマリノ”の名を冠したイタリアのイモラで、盟友アイルトン・セナのクラッシュを見た後藤治

 彼は、自らが開発したエンジンを駆った若き才能がまたもや散ることとなった今、これからもスピードを追求していくことができるのだろうか?

c0041105_0211484.jpg あの日、同じようにアスファルトに横たり、そしてストレッチャーで運ばれていった加藤大治郎の姿を見たバレンティーノ・ロッシ、ロリス・カピロッシ、マルコ・メランドリ…

 HRCから支給されたスクーターを譲ったダニ・ペドロサ

 ゼッケン48の後継者として弟のように富沢をかわいがっていたホルヘ・ロレンゾ…

 この日もつい数時間前まで、一緒に笑って話をしていた青山博一、小山知良…

 何度もいっしょに食事をしたり、ふざけあっていたエクトル・バルベラ、アルバロ・バウティスタ、マルコ・シモンチェリ…

 そしてデ・アンジェリス、レディング…

 彼らすべてが参加し、レース前に行われた1分間の黙祷
 それは、皆に愛されたひとりの若者への祈りとともに、彼ら全員が決意をあらたにする瞬間だった

 『俺たちは走り続ける。ショーヤのため、そして不幸にも命を落としてしまった全てのライダーのために…』

 そして彼らは今年も日本にやってくる。富沢の魂とともに…
c0041105_0203923.jpg










 
[PR]
by taros_magazine | 2010-09-21 23:35 | motorcycle diary


<< Ruthless Aggres... "in memori... >>