昔話
c0041105_113585.jpg 自分が渓流釣り(フライフィッシング)を始めたのは10年ほど前のことだ
 始めたばかりの頃、一緒に釣行したベテランの友人は「ここも昔はよく釣れんだけどねー」などとよく言ってた
 田舎のジィさんなんかと話をしてても、「そりゃ昔は1時間で30匹も釣れたぞ」とか「40センチのマスがゴロゴロしとった」なーんて耳にタコができるほど聞かされる

 いずれにしても、それは”昔”のことで、自分にとっては”お伽噺”に近い非現実的な話題だった
 現実の渓流は、早朝から車を走らせ、人をかき分け、放流されたサカナを探し、数匹のトラウトで満足、尺がでればそりゃもうドキドキ…というものだ 

 今日、帰り際に久しぶりに寄った当貝津の源流域。自分がフライを始めて間もない頃、25センチほどのイワナがあらゆるポイントから出た谷だ
 その後も期待を裏切らない程度に釣れたけど、だんだんサイズも数も減ってきていたので、ここ数年はあえて”封印”していたが、どうしてもイワナの顔が見たくて入渓した

 良型のイワナどころか、カワムツさえも見えなかった
 谷を覆っていた樹木は、付近の道路建設のため多くが伐採され、かつて苔に覆われていた渓石は白く乾いていた

 「昔はこんなんじゃなかったのに…」

 あの日、この谷で体験した釣りもまた”お伽噺”になってしまうのだろうか?  


*today's tackle
rod:EUFLEX XFP 7'09 #2 , EUFLEX XF 8'02 #2 (TIEMCO)
reel:CFO1 (ORVIS) , Fates 1 (TENRYU)


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by taros_magazine | 2005-04-17 01:15 | fly fishing diary


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