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N川
 
 最近はたくさんの釣り師が、たくさんの釣行記をインターネットで公開してる
 奥三河の名もないよう川でも、その名前と「アマゴ」とかのキーワードで検索すれば、驚くほどのサイトがヒットする

 こうして最近は初めて行く川でも、それなりの情報を事前に知っておくことが可能になった
 しかし、これは自らの愛すべきフィールドに、新参者の参入を易々と許すことに直結する

 かくいう自分も、以前は車に釣り関係のステッカーは貼らないようにしてた
 それは、入(出)渓点が近くにあることをアピールしてるようなものだし、もっと言えば「ここ、釣りできますよ」というカンバンを出してるのと同じだと思ったからだった
 
 それでも、インターネットで見る釣りサイトの釣行記で、ズラリと並んだ”某川”の文字や、”A川水系B谷”とかの文字を見ると、ものすごい違和感を感じた
 「水産資源の保護のため」とか「心ない釣り師から守るため」とか、美辞麗句を並べてはいるものの、その本人はせっせと釣ってるワケで、つまるところは「オレ以外、誰も来るな」という意思表示にしか見えない
 
 で、自分がWEBサイトを公開し、釣行記を載せるようになってからは基本的に河川名は出すことにしている。(*「天然ものオンリー」の川と「絶対言うな」という条件で人から教えてもらった川はチョットぼかして表現してます)
 ま、自分のサイトのせいで渓流魚が滅びるようなら、その川は遅かれ早かれそうなる川だということなんだろう、と思って…

 ところが、今日出かけた根羽川で想像を絶する現実を目の当たりにした

 解禁日の寒狭川より多いんじゃないかと思うほどの釣り人たち…それも、ほとんどすべてが60代前後のシニアたちだ 
 実は、この日の地元スポーツ紙にこの川が大々的に特集されており、ものすごく景気のいい記事が掲載されていたのだ (自分がそのことを知ったのはここへ向かう途中の喫茶店だった)

 あれだけの釣り人(それもビクを持った人ばかり)が押し寄せれば、根羽川なんていう小さなエリアはひとたまりもないだろう
 
  でも、漁協はまた放流し、新聞はまた別の川を取り上げる。釣り師はあふれる情報に”釣られ”ながらも、結局はお気に入りの川へ帰っていくN川_c0041105_0325329.jpg

 それもまた”自然”なのかな、と思う


*today's tackle
rod:Rightstuff 8'10 #2 (Caps)
    PAYTO 8'02 #2 (Peters Road)
reel:AMPEX SK-1S (Caps)
    halcyon babytrout (KIRAKU)


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by taros_magazine | 2005-04-14 00:37 | fly fishing diary


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